伊藤貫氏は、米ワシントンに30年以上在住で、外交・国際関係・金融問題に定評のある国際政治アナリストです。

動画は、「米露関係破綻の原因は何か?」についての内容ですが、
最後に、日本に係るテーマがあったので、ここだけまとめます。

 【ウクライナ戦争で誰が得をしたか?】
答えから言うと、

1番得したのは、中国人
2番目は、ユダヤ人

東ヨーロッパからアメリカに移住したユダヤ人は、
ロシア人とウクライナ人を憎んでいる。
今回のウクライナ戦争の仕掛人は、アメリカのユダヤ人で、
一部のネオコンである。
だから、今回の戦争で被害になったウクライナ人に対しては
憎しみこそあれ、可哀そうだとは思っていない。

ごく普通のロシア人、ヨーロッパ人、アメリカ人は、
今回の戦争とは全く関係がないどころか、戦争インフレで損を被る。

得をしたのは、石油メジャーと穀物メジャーと武器商人である。

そして、一番損をするのは、
アメリカ人に唆されて、ロシアと戦ったウクライナのナショナリスト。
そしてもう一つ、日本。

日本は今回の戦争によって、ロシアと築いてきた友好関係が敵対関係に悪化し、
ロシアは中国に貸しが出来てしまった事で、台湾有事や尖閣有事で、
ロシアが参戦する可能性も出てきてしまった。
尖閣を、アメリカは守るとは言っているが、
日本の政治家が中国と戦う気が無いのに、
アメリカが日本の変わりに戦うはずがない。
核シェアリングにおいて、核を地上に置いておいたら、格好の的になってしまうので、
潜水艦で配備しておく必要がある。

中国が日本に攻め込んできた時に、真っ先に攻撃するのは飛行場だから、
飛行場にも核を置いておくことはできない。

では、核を日本の潜水艦に積み込んで、自衛隊が管理をして、
総理大臣がスイッチを押すのをアメリカが認めるか?

答えは、ノー。

つまり、核シェアリング議論は、まったく意味がないので無駄。

そもそも、アメリカは、日本が核を持って、中国と戦争になった場合、
核戦争に巻き込まれたくないから、中国と敵対するはずがない。
自民党は、これまで核の議論をしてこなかったので、無責任である。

自民党の無知なお偉いさんの議論に、日本国民は騙されないようにw