

4日のNY株式市場は売りが優勢となる中、
ダウ平均は一時500ドル超下落する場面があった。
終値はダウ工業株30種平均が179.86ドル安の3万3614。80ドル、
ナスダック総合指数が224.50安の1万3313.44、
S&P500が34.62安の4328.87。
ウクライナ情勢が依然として緊迫する中、
ロシア軍がウクライナにある欧州最大のザポロジエ原子力発電所を占拠するなど、
事態は悪化しており、インフレのほか世界経済への影響も懸念された。

エネルギーのほか、
医薬品やスーパーなどディフェンシブセクターが買われているほかは、
幅広い銘柄に売りが広がっている。
S&P500企業の約70%が下落しており、
銀行、IT・ハイテク、アパレルが下げを主導。
なお、NY証券取引所は規制上の懸念として、
ロシアに特化した3つの主要ETFの取引を停止した。
エコノミストからは、ウクライナ危機は1998年の壊滅的なデフォルトと同じくらい
ロシア経済に打撃を与える可能性があるとの指摘も出ていた。
今日きは米雇用統計が発表され。非農業部門雇用者数(NFP)は67.8万人増加し、
予想を大きく上回った。
失業率も3.8%まで低下。一方、賃金の伸びは減速しており、
平均時給は前年比5.1%増と伸びが鈍化した。
今回の米雇用統計は労働市場の堅調ぶりが示された半面、
インフレ圧力がやや落ち着いたことも示唆されている。
債券は堅調でFRBは今月のFOMCで0.325%の利上げ開始を示唆している。
この日の米雇用統計は利上げ期待を裏付ける内容ではあるが、
0.50%の大幅利上げの期待までは強まっていない。
米国債利回りもリスク回避の下げが続き、
強い米雇用統計への市場の反応は限定的となっている模様。
個別にコストコ<COST>が下落。
前日引け後に11-1月期決算(第2四半期)を発、
1株利益、既存店売上高、会費などの主要指標において予想を上回った。
ただ、株価は冴えない反応。決算を期待して前日まで6日続伸しており、
材料出尽くし感が出ているのかもしれない。
半導体の設計開発を手掛けるブロードコム<AVGO>が上昇。
前日引け後に11-1月期決算(第1四半期)を発表し、
大手IT企業といったデータセンター事業者やその他の顧客からの需要が
引き続き旺盛であることを示唆した。
ウェブデータ分析用ソフトウエア開発のスプランク<SPLK>が続伸。
前日は決算を受けて買いが強まっていたが、
今日きは投資会社のヘルマン&フリードマン社が同社株を7.5%、
14億ドル相当を保有しているとの報道が伝わり思惑を呼んでいる。
スイートグリーン<SG>が大幅反発。
同社は米国内で野菜を中心とした健康的な食事を提供する次世代型レストランを運営する。
前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を上回った。
ガイダンスも公表しており、通期の売上高見通しが予想以上だったことが好感されている。
半導体ソリューションを手掛けるマーベル・テクノロジー<MRVL>が下落。
前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、予想を上回る見通しを示した。
ただ、株価は軟調。
アナリストからは、「今回の第4四半期決算は第3四半期ほどの驚きはなく、
同社は依然として厳しい供給制約により圧迫されている。
第3四半期のような大幅な上方修正もなかった」との声が聞かれた。
玩具のファンコ<FNKO>が上昇。
前日引け後に10-1212月期決算(第4四半期)を発表し、
1株利益、売上高とも予想を上回った。
コストコ<COST> 525.50(-7.55 -1.42%)
スイートグリーン<SG> 26.78(+5.43 +25.43%)
ブロードコム<AVGO> 595.99(+17.39 +3.01%)
スプランク<SPLK> 129.06(+7.23 +5.93%)
マーベル<MRVL> 63.41(-1.79 -2.75%)
ファンコ<FNKO> 19.50(+1.70 +9.55%)
モザイク<MOS> 59.83(+4.17 +7.49%)
ニュートリエン<NTR> 94.99(+5.31 +5.92%)
CFインダストリーズ<CF> 91.25(+4.15 +4.76%)
アップル<AAPL> 163.17(-3.06 -1.84%)
マイクロソフト<MSFT> 289.86(-6.06 -2.05%)
アマゾン<AMZN> 2912.82(-45.15 -1.53%)
アルファベットC<GOOG> 2642.44(-43.72 -1.63%)
テスラ<TSLA> 838.29(-1.00 -0.12%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 200.06(-2.91 -1.43%)
AMD<AMD> 108.41(-3.57 -3.19%)
エヌビディア<NVDA> 229.36(-7.78 -3.28%)
ツイッター<TWTR> 33.39(-0.10 -0.30%)






【VIX恐怖指数】



【NY原油市況】暴騰、米国がロシア原油の禁輸を検討しているとの報で

















【VIX恐怖指数】

VIX指数は上昇しての引け。
米株の軟調地合いを眺めてリスク回避的な動きが意識された。
VIX指数:31.98(1.5)


【NY原油市況】暴騰、米国がロシア原油の禁輸を検討しているとの報で

ニューヨーク原油は暴騰。
終値の前営業日比は期近2限月が7.50~8.01ドル。
その他の限月は5.67~7.40ドル高。
ロシアがウクライナ中部の欧州最大級のザポリージャ原子力発電所を
掌握したことが報じられるなど、ロシアのウクライナ侵略が続いている再び囃されるなか、
米国の時間帯後半には、米国が対ロ追加制裁として、
ロシア産原油の輸入禁止しを検討していることが報じられたことで一段高となった。
また今週サウジアラビアが発表したアジア向け公式販売価格(OPP)の
前月比での上げ幅が過去最大となっていることも支援材料。
4月限は相変わらず激しい値動き。
アジアの時間帯の時間外取引の朝方に107ドルから112ドル台まで急伸。
しかしその後に110ドル台を割り込み、欧州の時間帯には再び107ドル台まで崩れた。
欧州の時間帯後半から米国の時間帯にかけては一転して大きく戻す展開となり、
後半にこの日の高値となる115.96ドルを付けた。
ウクライナ当局は同国中部にある欧州最大級のサポリージャ原発が
ロシア軍に制圧されたことを発表した。
ただ安全な運転のため、職員は現場に残り作業を続けているという。
なおロシアのプーチン大統領はこの日、
ドイツのショルツ首相との電話会談でウクライナとの3回目の停戦交渉を
今週末にも予定していることを伝えた。
この日米国が対ロシア制裁として、
同国産原油の輸入禁止を検討していることが報じられた。
ただ同時にまだ何も決定していないとのコメントも流れている。
また昨年のロシア産原油の全輸出のうち米国向けは3%に過ぎなかったことで、
制裁の有効性を疑問する声があり、
またむしろそのアナウンス効果による原油の急騰のマイナス面が大きいとの指摘も聞かれた。
米ベーカーフューズが発表した米国で稼働中の原油掘削装置(リグ)数は
前週比3基減の519基となった。
今日の材料
・ロシアがウクライナ中部の欧州最大級のザポリージャ原子力発電所を掌握。
・今週末に3回目のロシアとウクライナの停戦交渉予定。
・米国がロシア産原油の輸入禁止を検討との報。
・米国で稼働中の原油掘削装置(リグ)数は前週比3基減の519基=米ベーカー・
フューズ。










【希少金属、調達危機】 ロシアのウクライナ侵攻を受け、希少資源の調達懸念が世界規模で強まってきた。半導体製造に不可欠なネオンの7割をウクライナに、自動車の主要部品に使うパラジウムの4割をロシアに依存するなど両国産の希少資源が多いため。(日経1)
【ヒューリック、子供教育事業】 ヒューリック(3003)は子供教育事業に本格参入する。都内を中心にスポーツやプログラミング教室などテナントを教育関連に絞った「こどもでぱーと(仮称)」を開発しお、2029年までに首都圏で20棟程度まで広げる。21年に個別指導塾「TOMAS」などを運営するリソー教育への出資比率を約20%まで高め、筆頭株主となった。学習塾や保育園、学童などの運営会社のM&Aを検討する。(日経17)
【飯田グループ、ロシア】 飯田グループ(3291)は1月にロシア東部の森林企業のRFPグループを買収したばかり。ウクライナ侵攻への制裁で国際的な資金決済網からロシアの主要行が排除されたが、RFPはロシアで大手銀行以外を含む多数の金融機関の口座を保有していた。飯田グループは使用する口座は排除リスクの対象外だったので、今のところ影響はないと説明。(日経産業3)
【FDK、全固体電池】 FDK(6955)は2022年度にも全固体電池の販売を始める。工場のセンサー類を使う生産設備などへの採用を目指す考え。(日経産業9)
【三菱電機、産業用ロボット3割増産】 三菱電機(6503)は2022年度上期に産業用ロボットを前年同期比3割増産する。(日刊工業1)
【住友化学、中期経営計画】 住友化学(4005)は3日、2024年度に初の売上高3兆円超(21年度予想2兆7100億円)、コア営業利益は過去最高の3000億円(同2450億円)を目指す次期中期経営計画を発表。現中期経営計画で大型投資した海外農薬事業や半導体材料などで収益を拡大する。(日刊工業10)
【パナソニック、テスラ向け工場計画】 パナソニック(6752)は電気自動車用の新型電池の生産を強化するため、米国で工場用地を取得する方針。米電気自動車メーカー、テスラへの供給を想定し、数千億円規模の大型工場とする公算。(NHK)
<4日の欧米主要指標・イベント>
16:45 仏1月鉱工業生産
16:45 仏1月製造業生産
17:30 独2月建設業PMI
18:00 伊10-12月期GDP統計[確報]
18:30 英2月建設業PMI
19:00 ユーロ圏1月小売売上高
22:30 加1月住宅建設許可
22:30 加10-12月期労働生産率
22:30 米2月雇用統計
24:00 加2月Ivey購買部協会指数
米企業決算
ブロードコム
エクセロン
*時間は全て日本時間。予定・未定を含む
06:58 ロシア、制裁の影響はすでに深刻=バイデン氏
06:59 米・イラン、核合意再建で合意に近づく
07:01 英、露新興財閥のウスマノフ氏ら2人に制裁
英国は、ロシアの新興財閥(オリガルヒ)である実業家ウスマノフ氏とシュワロフ元第一副首相に対し制裁を科した。両氏への制裁は「プーチン政権とその残酷な戦争に深く関わるオリガルヒや個人に打撃を与えるという明確なメッセージ」としている。
07:03 米ロがホットライン設置、偶発的衝突の回避が目的
07:03 米報道官、露新興財閥や大統領報道官に制裁
米ホワイトハウスのサキ報道官は、ロシアのウクライナ侵攻を受けた制裁を強化し、ロシアの新興財閥(オリガルヒ)やロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官らに対し制裁を科すと発表した。
07:05 米政府、露新興財閥への制裁拡大へ=ロイター
ロイターは、米政府が、ロシアのウクライナ侵攻を受けた制裁を強化し、より多くのロシアの新興財閥(オリガルヒ)とその親族に対する経済制裁を発動する計画だと、関係筋が明らかにしたと報じている。新たな措置の対象には有力オリガルヒも含まれる見通しだという。
07:07 仏露首脳が電話会談、露は「軍事作戦の目標達成」を言明
ロシア大統領府は、プーチン大統領が、フランスのマクロン大統領と電話会談し、「いかなる状況でもウクライナにおける軍事作戦の目的を達成する」と言明したと発表した。さらに「ウクライナ政府が停戦交渉を長引かせ、時間稼ぎをするようであれば、ロシアはウクライナに対しさらに要求を突きつける」と述べたという。
07:09 仏大統領「ウクライナ情勢は今後最悪の状況が訪れる」
フランス大統領府は、マクロン大統領が、ロシアのプーチン大統領との電話会談を踏まえ、ウクライナ情勢は「今後、最悪の状況が訪れる」との見方を示した。
07:11 露大統領、ウクライナ軍事作戦は「計画通り」に進行
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ侵攻の軍事作戦が「計画通り進んでいる」とし、設定されたすべての目標を達成していると言明した。ロシア軍の侵攻が停滞しているという西側諸国などからの情報を退ける狙いがあるとみられる。
07:13 ウクライナ内相顧問、欧州最大の原発近辺で露軍が発砲
ウクライナのヘラシチェンコ内相顧問は、欧州最大の原子力発電所が位置する同国南東部ザポリージャにロシア軍の戦車が侵入し、原発に隣接するエネルゴダールで発砲したと明らかにした。
07:14 米政権、制裁対象のロシア人富豪を追加へ
07:15 新興EVのリビアン、既存注文の値上げ撤回 CEO謝罪
07:15 欧米企業のウクライナ支援相次ぐ マイクロソフトやグラクソも
07:15 IAEA、原子力施設のウクライナ管理を要請=ロイター
ロイターは、国際原子力機関(IAEA)理事会が、ロシアによるウクライナ侵攻を非難し、ウクライナが国内のすべての原子力関連施設を管理できるよう要請する決議を採択したことが外交筋の話で分かったと報じている。
07:16 ソニー・ピクチャーズ、インダストリアル・メディア買収で合意
07:17 露石油大手、「即時停戦」求める声明発表
ロシアの石油大手ルクオイルは声明を出し、ウクライナでの戦闘の即時停止を要求した。プーチン政権を支える大企業から停戦を求める声が公然と上がり始めた。声明は「交渉と外交的手段を通じて解決することを完全に支持する」と訴えている。
07:19 露外相、「欧米は核戦争に固執」と非難
ロシアのラブロフ外相はオンライン会見で、「第3次世界大戦が核戦争にしかなり得ないことは明らかだ」としたうえで、「核戦争という考えが常に駆けめぐっているのは西側諸国の政治家の頭のなかであり、ロシア人の頭のなかではないことを指摘したい」と言明した。ただ、「我々は均衡を崩すようないかなる挑発行為も許さない」とも述べている。
07:21 ウクライナ大統領「停戦交渉に妥協できない点がある」
ウクライナのゼレンスキー大統領は、テレビ中継方式で記者会見し、侵攻を受けているロシアとの停戦交渉について継続の意思は示しつつ「妥協できない点もある」と述べ、難航を示唆した。
07:22 コストコ、12-2月期は利益・売上高ともに予想上回る
07:23 米国防総省高官、露軍はヘルソンをまだ制圧していない
米国防総省高官は、ロシア軍はウクライナ南部のヘルソンをまだ制圧していないが、ヘルソンをオデッサに進軍するための戦略の一環として利用する可能性があるとの見方を示した。
同高官は、ロシア軍は先ずムィコラーイウに進軍し、オデッサを海からだけでなく陸上からも侵攻する位置につけようとしている可能性があると述べている。
07:25 日米豪印首脳が会談、インド太平洋での武力侵攻を容認せず
日米、豪州、インドの4ヵ国(通称クアッド)首脳は、テレビ会議方式で会談し、ロシアによるウクライナへの武力侵攻のような事態がインド太平洋地域で起きることは容認しない方針で一致した。岸田首相が明らかにした。
07:27 加副首相、露とベラルーシの最恵国待遇を停止
カナダのフリーランド副首相兼財務相は、ロシアとベラルーシに対する最恵国待遇の適用を停止すると同時に、ウクライナに対しロケット弾発射機や手榴弾などの兵器を追加的に提供すると発表した。
07:31 マクロン氏、仏大統領選への再選出馬を表明
フランスのマクロン大統領は、国内の地方紙に国民へ宛てた書簡を発表、4月の大統領選に出馬し、再選を目指す意向を正式に表明した。ロシアのウクライナ侵攻が国内外を大きく揺るがす中での異例の選挙戦となる。
07:33 仏首相、ワクチンパス運用を14日に終了
フランスのカステックス首相は、新型コロナウイルスのワクチン接種を証明する「ワクチンパス」について、14日に運用をいったん終了すると発表した。同時に、公共交通機関や医療施設などを除いてマスク着用が不要となり、新型コロナに関する規制がほぼ全て撤廃されるとしている。
07:35 独経済相、対露制裁やエネルギー高騰が経済の打撃に
ドイツのハベック経済相は、ウクライナ侵攻を受けた対ロシア制裁と侵攻を発端としたエネルギー価格の高騰がドイツの景気回復を遅らせる見通しとし、ウクライナ危機の影響を受けている企業への支援を約束した。
07:36 プーチン氏、エネルギー問題の政治化巡りサウジ皇太子に警告
07:37 EU財務相会合、暗号資産めぐる露対策を検討
EUは、オンライン形式で財務相会合を開き、ロシアが金融などの制裁を回避するために暗号資産(仮想通貨)を利用することができないよう対策を検討することで一致した。議長国フランスのルメール経財相らが終了後の記者会見で明らかにした。ただ、詳細については示されていない。
07:39 IEA予測、EUの露産ガス輸入大幅減が可能=ブルームバーグ
ブルームバーグは、EUが1年以内にロシア産ガスの輸入を3分の1削減することが可能だと、国際エネルギー機関(IEA)が予測したと報じている。ロシア以外からのガス購入拡大、再生可能エネルギーの強化、エネルギー効率の引き上げによって実現できるとしているという。
07:43 中国外務省、「侵攻は五輪後と露に要請」報道を否定
中国外務省は、米紙NYタイムズが報じた「北京オリンピックが閉幕する先月20日までは侵攻を始めないよう中国政府がロシア政府に求めていた」との内容を、「まったくのフェイクニュースだ」と否定した。そのうえで、「人々の関心を逸らし、他人に責任を押し付ける言論はとても卑劣だ」と批判している。
07:45 IAEA、イラン核開発の報告書発表
国際原子力機関(IAEA)は、イランの核開発に関する報告書をまとめ、イランが核合意で認められていない、濃縮度を60%まで高めたウランの製造を続けているなどと指摘した。イランの核開発を制限する核合意は、濃縮度の上限を3.67%と定めていて、この合意を大幅に逸脱する形で核開発が続けられていることになる。
07:47 米政権、ウ対応などで325億ドルの追加支出を要請
米ホワイトハウスは、バイデン米政権が議会に対し325億ドルの追加支出を要請していることを明らかにした。新型コロナウイルス対策とウクライナへの緊急対応資金となる
07:49 米政権、戦争拡大を回避しつつプーチン氏への圧力強化狙う=ブルームバーグ
ブルームバーグによると、ウクライナに軍事侵攻したロシアに対し矢継ぎ早に制裁措置を打ち出す一方で、米国は現在の危機が制御不能となる事態は望んでいないとの幾つかのシグナルを発している。
米国と欧州の同盟国はロシアの銀行に制裁を科し、政治的なコネを持つオリガルヒ(新興財閥)を狙い撃ちにするとともに、ウクライナの防衛を支援してプーチン大統領が仕掛けた戦争を非難する国際世論の結集を主導している。
だが、緊張激化を意図したロシア側からのあからさまな挑発と見なされる言動に対し、バイデン米政権は反応を控えている。
プーチン大統領が核戦力の特別警戒態勢を命じた数日後、米当局者はこれに対する反応を正当化するものはほとんどないと重ねて強調した。さらにバイデン政権は2日、今週予定していた大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験の延期を発表した。
米国防総省のカービー報道官は「誤解や曲解を招きかねないいかなる行動も取らないという、われわれの意図を示す」ため、オースティン国防長官が延期を指示したと語った。
08:13 中国「ゼロコロナ」脱却へ舵、緩和を本格検討=WSJ
米ウォールストリート・ジャーナル紙は、中国「ゼロコロナ」脱却へ舵、緩和を本格検討と報じた。
世界の主要国で唯一、最後まで新型コロナウイルスに対する「ゼロ寛容」政策を死守してきた中国が、ここにきて本格的な規制緩和の検討に入った。
その準備として、北京冬季五輪で使われた措置をモデルにした「トラベルバブル」の活用が上がっているほか、新型の抗ウイルス薬に関するデータの収集が進められている。将来的な中国製メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの生産開始に向けて、海外の製造拠点の確保にも動いている。内情に詳しい関係筋が明らかにした。
来春まで緩和される可能性は低いが、夏にも複数の選定都市で実験的な緩和が始まるかもしれないという。
中国の公衆衛生当局者は最近になって、過去2年に徹底して講じてきたウイルスの封じ込めから「共生」へと市民を備えさせるため、取り組みの一部を公の場で語っている。
08:38 プーチン氏「精神状態」分析、米情報機関の最優先課題に=日経
日本経済新聞によると、バイデン米政権がウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領の精神状態の分析を最優先課題に位置づけていることがわかった。米メディアによると、核の使用をちらつかせ民間人を狙った攻撃も続けるプーチン氏の判断に米政権内で懸念が高まり、情報機関に最優先課題として評価するよう指示した。
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は1日、米欧の情報機関の話として「プーチン氏は孤立し、ウクライナを制圧する難しさや費用について真実を伝えない少数の側近に依存しているようにみえる」と伝えた。「妄想に陥り、追い詰められると暴発する危険性のある指導者」とも解析した。
米政府がプーチン氏の言動に不安を募らせるきっかけのひとつが核への言及だ。プーチン氏は2月27日、核戦力を含む軍の核抑止部隊に任務遂行のための高度警戒態勢に移行するようショイグ国防相らに指示した。
2月24日の侵攻開始から軍事作戦がエスカレートしている点もプーチン氏への疑心に拍車をかける。当初は飛行場や地対空ミサイルシステムなど軍事拠点が主な標的だったもようだが、学校や病院、住宅など民間人を含めた無差別攻撃が広がっている。
クラッパー元米情報長官は米CNNのインタビューで「プーチン氏は動揺している。彼の洞察力とバランス感覚が本当に心配だ」と述べた。
CNNによると、米連邦捜査局(FBI)が最近まとめた報告書で「プーチン氏が制裁についてウクライナ侵攻に対する不釣り合いな反応だと激怒している」との発言が紹介された。一方「激怒しているように見せかけ、制裁を緩和させるように情報を出している可能性もある」という。
08:47 米超党派議員、ロシア産原油の輸入禁止法案を発表
08:48 仏大統領、「最悪」を予想、プーチン氏と電話会談=共同
共同通信によると、フランスのマクロン大統領は3日、ウクライナ情勢を巡りロシアのプーチン大統領と電話で会談した。フランス大統領府高官は会談後に「マクロン氏は今後、最悪の状況が訪れると予想している」と記者団に明らかにした。
08:54 米、プーチン氏側近らのビザ制限へ 制裁の一環で
08:55 イラン核合意再建協議大詰め、ただ最終決着には慎重な声=ロイター
ロイターは、2015年のイラン核合意再建に向けた協議は大詰めを迎えたもようだが、関係者の間では最終決着するかどうか予断を許さないとの声が広がっていると報じている。
米国務省のポーター副報道官は、「我々は可能な合意に近づいている」と語ったが、未解決の問題は残っており、イランの核開発進展状況を踏まえると時間との勝負になるとの見方も示したという。
09:03 ウォール街の銀行、ヘッジファンドがロシア社債を相次ぎ購入=ブルームバーグ
09:07 ペロシ米下院議長、ロシア産原油の輸入禁止を支持
09:07 ウクライナのZAPORIZHZHIA原発で火災=ロイター
09:08 萩生田経産相「協調原油備蓄放出、日本は750万バレルを放出」
09:08 株安と円高優勢、ウクライナの原発で火災や攻撃との報道も=4日東京外為
09:09 ロシア軍が欧州最大規模の原発への砲撃開始=AP
09:10 米議事堂襲撃事件の下院調査委、トランプ氏長男の婚約者を召喚
09:19 ウクライナのザポロジエ原発でロシア軍の攻撃により火災が発生=時事
09:20 安全逃避で米国債の価格上昇、金利は低下=ドル/円でドル下落
09:31 ドイツ、ウクライナに武器追加供与へ 地対空ミサイル
09:57 ウクライナ原発での火災に消防士は到達できず=ブルームバーグ
10:10 ロシア軍、南部エネルホダルの欧州最大原発を砲撃=ウクライナ外相
10:11 ウクライナ当局者「ザポリージャ原発で放射能レベルの上昇を検知」
10:53 IAEA、ウクライナからは原発の放射能レベルに変化なしと報告
10:53 IAEA、ウクライナからは原発の放射能レベルに変化なしと報告
11:11 米国務副長官、4日からトルコなど5ヵ国を歴訪
米国務省は、シャーマン副長官が3月4-11日に、トルコ、スペイン、モロッコ、アルジェリア、エジプトを歴訪すると明らかにした。トルコ・スペイン当局者らとの協議では、ロシアによるウクライナ侵攻が主要議題のひとつになるという。
11:14 米露国防省、ホットラインを新設=ロイター
ロイターは、米国防総省がロシア国防省と新たなホットラインを開設したことが、米政府高官の話で明らかになったと報じている。高官はロイターに、「誤算や軍事事故および激化」を予防する狙いがあると説明したという。
11:15 【市場の声】ESG投資家、ウクライナ侵攻で防衛セクターに注目も
17:57 【市場の声】ウクライナ戦争、農産物価格に長期的影響か
18:03 英ブルーロック、戦争によるダイヤモンド原石不足を警告
18:22 ロシアとの紛争は求めないが、対応の用意はある 米国務長官=ロイター
ロイター通信によると、ブリンケン米国務長官は4日、北大西洋条約機構(NATO)はロシアからの攻撃に対して全ての同盟国と領土を防衛すると表明した。NATO外相会合出席のためブリュッセルに到着したブリンケン氏は記者団に対して「NATOは防衛のための同盟であり、われわれは紛争を求めない。ただし、紛争がわれわれの方に来れば対応する用意がある。NATOの全領土を防衛する」と強調。
ロシア軍によるウクライナの原発への攻撃については「この戦争の無謀さと、戦争を終わらせることの重要性が示された。ロシアが全ての軍を引き揚げ、外交努力に取り組むことが重要だ」などと語った。
18:28 小麦先物、14年ぶり最高値更新 ウクライナ情勢に警戒感=日経
日本経済新聞によると、小麦の国際価格が約14年ぶりに史上最高値を更新した。国際指標である米シカゴ商品取引所の小麦先物(期近)は日本時間4日午後に1ブッシェル13.4ドルと、2008年2月の高値(13.3ドル)を上回った。ウクライナ情勢の緊迫で小麦の供給が減るとの警戒感が一段と高まっている。
19:15 ザポロジエ原発攻撃、ウクライナ側に責任 ロシア国防省=ロイター
ロイター通信によると、ロシア国防省は4日、
ウクライナのザポロジエ原子力発電所一帯への攻撃について、
「ウクライナの妨害工作員」に責任があると主張した。
ウクライナは、ロシア軍が4日未明にザポロジエ原発の一帯を攻撃したとしている。
攻撃により原発の近くにある訓練用建物で火災が発生、
国際社会からのロシアへの批判がさらに高まった。
ロシア国防省報道官は「原発付近で昨夜、ウクライナ側が挑発行為を仕掛けようとした」と説明。
ウクライナの妨害工作グループが、ロシアの警備隊を攻撃したとしている。
報道官はまた、ザポロジエ原発は2月28日以来、ロシアの支配下にあるとし、
正常に稼働しているとした。
19:37 中国、原発攻撃に「懸念」 留学生死亡情報を確認中=時事
時事通信によると、中国外務省の汪文斌副報道局長は4日、ロシア軍によるウクライナの原発に対する攻撃をめぐり、「ウクライナの核施設の安全保護の情勢を深刻に懸念している」と表明した。その上で、ロシアへの直接の批判は避けながら「関係各国は冷静さと自制を保ち、核施設の安全を確保するよう呼び掛ける」と強調した。
一方、ウクライナメディアは、北東部ハリコフで3日、ロシア軍の攻撃で中国人留学生4人が死亡したと伝えている。汪氏は「非常に重く見ており、状況を確認中だ。(ロシアとウクライナの)両国はあらゆる必要な措置を取り、中国国民の撤退に安全上の保証や便宜を提供するよう望む」と訴えた。
19:45 資金調達ストレスが2020年5月来の水準、ウクライナ戦争激化で=ブルームバーグ
ブルームバーグによると、ロシアはウクライナにある欧州最大の原子力発電所を攻撃したとされ、短期金融市場のリスクが上昇した。資金調達ストレスを示すFRA/OISスプレッド(ユーロダラー先物とフェデラルファンド金利のスプレッド)は4日、29.7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と2020年5月以来の大きさとなった。3日の取引ではほぼ10bp拡大していた。円資金をドルに転換するベーシススワップのプレミアムは4日に51bpとなり、20年3月以降で最大。
ロシアへの制裁強化の中でトレーダーらがドル調達を急ぎ、短期市場の緊張は今週高まった。ウクライナ戦争の激化でドル資金調達コストは引き続き上昇する可能性が高い。オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)の債券および外国為替戦略責任者、マーティン・ウェットン氏は「ウクライナ戦争がドル資金不足を招くという不安が金融システムの特に短期の市場を駆け巡っている」と述べた。
20:21 ロシア大統領、パートナー国に対する経済義務全て果たす=インタファクス
22:10 ストルテンベルグNATO事務総長、NATOはウクライナ空域には入らない
22:09 ロシアとの交渉、事前に詳細共有せず、ウクライナ大統領府顧問=ロイター
ロイター通信によると、ウクライナ大統領府のアレストビッチ顧問は4日に公表された動画で、ロシアとの会談について、時期や場所に関する詳細を事前に共有することはないとの考えを示した。
交渉担当者は3日、3回目となるロシアとの停戦交渉が来週初めに行われる可能性があると述べていた。
22:13 北朝鮮、寧辺核施設の活動が活発化、38ノース=ロイター
ロイター通信によると、米国の北朝鮮研究サイト「38ノース」は4日、商業衛星写真を基に、北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)核施設の活動が活発化しているとの見方を示した。
核分裂性物質の生産が行われているほか、施設拡大に向けた基礎工事が進められており、近く実験用軽水炉(ELWR)の稼働が始まる可能性があるという。ただ、プルトニウム抽出のために使用済み核燃料を再処理する放射化学実験室の能力拡大に向けた追加の作業が必要になるという。
38ノースは「北朝鮮のプルトニウム生産能力が大幅に高まる可能性がある」と結論付けている。
北朝鮮は1月に相次いでミサイルを発射。近い将来のスパイ衛星打ち上げの準備を進めているとみられている。核兵器や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の実験を再開する可能性も示唆しており、今月9日の韓国大統領選でどの候補が当選しても難しい対応を迫られそうだ。
22:19 原発攻撃「全欧州が危険に」、世界がロシアを非難=共同
共同通信によると、ロシア軍が4日、ウクライナ南部でザポロジエ原発を砲撃、制圧したことで、非難の声が世界に広がった。欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表はツイッターで「欧州全体を危険にさらす恐れがある」と強い危機感を示した。
米国のグランホルム・エネルギー長官はツイッターで「原発近くでの軍事行動をやめよ」と強調。緊急に対応チームを立ち上げ、ホワイトハウスや国防総省と連携し事態を注視しているとした。
米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は「この戦争の無謀さと、戦争を終わらせることの重要性を示している」と訴えた。
22:30 米国の2月非農業部門雇用者変化は67万8000人増加となった。予想は42万3000人増加。
米国の2月失業率は3.8%となった。予想は3.9%。
米国の2月平均時給は前月比±0.0%、前年比+5.1%となった。予想は前月比+0.5%、前年比+5.8%。
米国の2月製造業雇用者変化は3万6000人増加となった。予想は2万4000人増加。
22:56 シカゴ連銀総裁、雇用統計は良いニュース、パウエル議長の認識変えず
23;06 プーチン大統領「緊張高めるな」、近隣諸国に呼び掛け=ロイター
ロイター通信によると、ロシアのプーチン大統領は4日、近隣諸国に対し、緊張を高めないよう呼び掛けた。
プーチン氏は演説で「近隣諸国に対し悪しき意図はない。あわせて金利諸国に状況をエスカレートさせたり、一切の規制を導入しないよう呼び掛ける、われわれは義務を全て果たし、これからも果たしていく」と述べた。
「いま関係を悪化させる必要性はない。われわれの行動は、それが起こるとすれば、ロシアに対する何らかの非友好的な行動への対応に他ならない」とした。
23:08 G7外相、ロシアがウクライナ攻撃やめない場合、さらなる厳しい制裁=時事
23:11 米株先物の下げ縮小、雇用統計好調で
23:12 パキスタンのモスクで爆発、50人超死亡、金曜礼拝狙い自爆テロか=時事
時事通信によると、パキスタン北西部ペシャワルにあるイスラム教の少数派シーア派のモスク(礼拝所)で4日、爆発が起き、地元紙ドーン(電子版)によると少なくとも56人が死亡、190人が負傷した。当時は金曜礼拝のため多くの人々が集まっていた。シェイク・ラシッド内相は自爆テロとの見方を示した。
23:20 G7外相、原発への攻撃停止をロシアに要求=共同通信
01:48 国連、原発への攻撃は国際法違反
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