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 3日のNY株式市場でダウ平均は前日終値を挟んで上下動する展開。
終値はダウ工業株30種平均が06.69ドル安の3万3794.66ドル、
ナスダック総合指数が214.08安の1万3537.94、
S&P500が23.05安の4363.49。

寄付きは前日の流れを引き継いで買いが先行して始まった。
しかし、ウクライナ情勢が依然として混沌として不透明のことや、
原油が一時116ドル台まで急伸するなど資源価格の上昇が止まらないことや
原油を始めとするロシア産商品を回避する動きが強まり、
既に高騰しているインフレに、さらにどのように影響するのか、
また、物価上昇圧力の高まりと不透明な経済見通しを前にして、
FRBがどの程度積極的に金利を引き上げられるのか、
といったところにも関心が集まっている。 

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他にも、IT・ハイテク株など成長株中心に売りが膨らんだほか、
次第に銀行や産業など他のセクターにも売りが広がった。、

ナスダックは大幅安。
ただ、ウクライナとロシアが次回交渉の開催で
合意との報道も流れたことから買戻しも見られ、
ダウ平均は前日付近まで戻す展開となっている。
 
この日もパウエルFRB議長の上院での議会証言が行われたが、
前日の下院同様に3月は0.25%の利上げを支持する意向を示したうえで、
慎重なアプローチをとることを再確認している。
一方、必要なら会合ごとに迅速な利上げを用意しているとの語っている。
株式市場にとってはサポートとなっている模様。
 
個別にクラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛ける
スノーフレイク<SNOW>が大幅安。
前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表。
市場は特にガイダンスを嫌気している模様。
通期の製品売上高は67%増の約19億ドルを見込んでいる。
予想通りとは言え、過去6四半期で前年比2倍以上の伸びを
記録し続けてきただけに失望感が大きいようだ。

スーパーマーケットとコンビニエンスストアの運営を手掛ける
クローガー<KR>が決算を受け上昇。
既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益、
売上高とも予想を上回った。
通期見通しも公表しており、予想を上回る1株利益の見通しを示した。
 
家電販売のベストバイ<BBY>が上昇。
決算は冴えない内容ではあったものの、
市場は同社が示した長期見通しを好感している模様。
 
AI開発のC3・ai<AI>が上昇。
前日引け後に11-1月期決算(第3四半期)を発表し、
1株損益の赤字は予想以上に膨らんだものの、売上高は予想を上回った。
ガイダンスも公表しており、売上高見通しを上方修正している。
一方、同社はマンゾールCFOが先月下旬に退任したことを発表。
後任は財務部長を務めているパーキネン氏が務める。
 
アナプラン<PLAN>が上昇。
同社は大企業向けにクラウドベースの
コネクティッド・プランニング・プラットフォームを提供する。 
前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、
売上高が予想を上回ったほか、ガイダンスでも第1四半期、通期とも予想を上回った。
 
電気自動車(EV)のリビアン・オートモーティブ<RIVN>が商いを伴って下落。
既存顧客向けのEVデビュー作の値上げを撤回し、恥ずべき方向転換となった。
 
アパレル販売のアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ<AEO>が下落。
取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、
1株利益、売上高とも予想範囲内となった。
ただ、今年度について慎重な見通しを示していることが不安視された模様。
 
ウェブデータ分析用ソフトウエア開発のスプランク<SPLK>が上昇。
前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、
1株利益が予想外の黒字だったほか、売上高も予想を上回った。
ガイダンスも予想を上回る売上高見通しを示した。
同社は新CEOにプルーフポイントの創業者で
CEOも務めたゲーリー・スティール氏を指名する人事を発表した。

スノーフレーク<SNOW> 224.02(-40.67 -15.37%)
クローガー<KR> 55.10(+5.73 +11.61%)
C3.ai<AI> 23.44(+0.78 +3.44%)
ベストバイ<BBY> 110.14(+9.30 +9.22%)
アナプラン<PLAN> 49.00(+2.33 +4.99%)
リビアン<RIVN> 50.91(-2.65 -4.95%)
アメリカン・イーグル<AEO> 19.34(-1.99 -9.33%)
スプランク<SPLK> 121.83(+6.91 +6.01%)
アップル<AAPL> 166.23(-0.33 -0.20%)
マイクロソフト<MSFT> 295.92(-4.27 -1.42%)
アマゾン<AMZN> 2957.97(-83.08 -2.73%)
アルファベットC<GOOG> 2686.16(-8.87 -0.33%)
テスラ<TSLA> 839.29(-40.60 -4.61%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 202.97(-5.14 -2.47%)
AMD<AMD> 111.98(-6.30 -5.33%)
エヌビディア<NVDA> 237.14(-5.06 -2.09%)
ツイッター<TWTR> 33.49(-1.13 -3.26%)

2022-03-04 06-01-07-848

2022-03-04 06-02-CME ダウ先物

2022-03-04 06-03-CME NASDAQ100先物

2022-03-04 06-04-CME SP500先物

2022-03-04 06-05-CME日経先物 円建

2022-03-04 06-06-VIX恐怖指数


【米国債】2年債利回り、2日間の上昇幅が2009年以来の大きさ
2022-03-04 06-07-米国債2年利回り
2022-03-04 06-08-米国債10年利回り

3日の米国債市場で指標銘柄の10年債は反発。
一方、2年債は下落、ここ2日間の利回り上昇幅は2009年以来の大きさになった。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は上院で証言で、
ロシアのウクライナ侵攻で短期的にインフレ圧力が強まる可能性が高いものの、
どれほど長期間続くかは不透明との認識を示した。
ウクライナ侵攻を受け、金融政策の見通しが難しくなってしまった。
侵攻以来、原油など商品(コモディティー)の価格が高騰、
すでに40年ぶりの高水準にあるインフレが一段と加速するかんぉう性もある。

パウエル氏は上院銀行委員会では、
15~16日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25ポイントの利上げを改めて表明した。
インフレが鈍化に向かわない場合、
1回もしくは複数の会合で0.25ポイント「より大幅な」利上げを行う用意があるとも述べた。


【NY原油市況】反落、急騰が続いた反動で利益確定の売りが優勢に
2022-03-04 06-09-米国債10年利回り

ウクライナへロシアが侵攻した後、
主要国による対ロシア制裁もあって需給ひっ迫懸念が強まり、
相場は急伸していたものの、利益確定の売りが優勢となった。

イラン核合意再建がまもなく成し遂げられるとの観測が重しとなった。
合意が成立すると、米国が対イラン制裁を解除し、
イランの生産量は日量100万バレル超回復する見通し。
ただ、先月から妥結は数日以内、あるいは2月中と見方はあったが、
未だに新たなイラン核合意は成立していない。
 
ウクライナとロシアが2回目の協議を行い、
停戦合意には至らなかったが、
協議を継続することで合意したことは重し。
3回目の協議は数日以内に行われるという。
 
エナジー・インテリジェンスの推計によると、
ウクライナ戦争が始まった後、
ロシアの石油輸出は日量250万バレル程度減少したという。
このうち原油輸出が日量150万バレル、製品輸出が同100万バレル。
パイプラインを経由した輸出は通常通りだが、タンカーによる輸出が滞っている。
平時であれば、ロシアの原油輸出量は日量で約470万バレル、製品は同280万バレル。
 
時間外取引で4月限は116.57ドルまで上昇し、2008年9月以来の高値を更新したが、
利益確定の売りが強まると通常取引開始前には106.43ドルまで下落。
ただ、通常取引が始まると下げは一服した。
 
今日の材料
・イラン核合意再建を目指した取り組みに変化なし=米ホワイトハウス
・悪天候のため、4つの港からの輸出が一時停止=リビア国営石油会社
・中国は対ロシアの金融政策に参加しない=中国銀行保険監督管理委員会
・ロシアとは通常通り貿易を続けていく=同上


2022-03-04 06-10-天然ガス先物NYM

2022-03-04 06-11-金先物CMX

2022-03-04 06-12-コーン先物CBOT

2022-03-04 06-13-大豆先物CBOT


2022-03-04 07-52-S&P500値上がり率ランキング

2022-03-04 07-53-S&P500値下がり率ランキング

2022-03-04 07-54-S&P500出来高ランキング

2022-03-04 07-55本日の52週高値更新銘柄

2022-03-04 07-56-本日の52週高値更新銘柄

2022-03-04 07-57-本日の52週安値更新銘柄


企業ニュース

☆ユニバーサル・ミュージック、10-12月期は増収
☆ナイキ、ロシアの店舗を一時閉鎖
☆米バイオジェンがレイオフ、アルツハイマー薬巡り苦戦
☆アクセンチュア、ロシアでの事業停止
☆米アマゾンが大学140校と提携、従業員の学費を全額負担
☆欧州鉄鋼大手アルセロールミタル、ウクライナでの生産停止
☆イケア、ロシアの全17店舗を閉鎖
☆ロシア、グーグルに「偽情報」の非表示要求
☆ベスト・バイ、11-1月期の調整後利益が予想上回る 増配も発表


経済・国際ニュース

☆カナダ、ウクライナ避難民を受け入れ
☆中国主導のアジアインフラ投資銀行、ロシア業務停止
☆ウクライナ情勢、インフレ圧力を高める公算も=パウエルFRB議長
☆カナダ経済は金利上昇に対処可能=中銀総裁
☆米政権、ウクライナ支援へ100億ドルの予算要求
☆米ISM非製造業景況指数、2月は56.5 1年ぶり低水準
☆米製造業受注、1月は前月比1.4%増 予想大幅に上回る
☆イランの高濃縮ウラン、核兵器製造可能な量に近づく=IAEA
☆米サービス業PMI、2月確報値は56.5 上昇も予想下回る
☆米新規失業保険申請、21万5000件に減少


【キリン、健康・医薬】 
キリンHD(2503)の磯崎社長は取材に対し、2022~24年に成長投資の5割強にあたる1000億円弱を健康・医薬関連事業に振り向ける方針を示した。健康関連素材は「プラズマ乳酸菌」や「シチリコン」。医薬は傘下の協和キリン。(日経15)

【メタウォーター、養殖×水耕】 
メタウォーター(9551)が水を循環させて魚の養殖と水耕栽培を同時に行う「アクアボニックス」を始める。養殖する魚の排泄物を肥料として植物を育てる。岩手県大船渡市の下水処理場の未利用地に施設を建設中で、チョウザメの養殖と、サンチュなどの葉物野菜の水耕栽培を行い、10月頃から野菜を出荷する。(日経産業6)

【安川電機、教示不要ロボ】 
安川電機(6506)は教示不要の産業用ロボットを開発する。視覚情報でワーク(加工対象物)の変更や把持位置を認識し、周辺機器などに干渉しないよう動作軌道(パスプランニング)を自動で生成・実行する。(日刊工業1)

【タクマ、バイオガスからメタン】 
タクマ(6013)は京都大学などと共同で、微生物の働きでバイオガスから高濃度のメタンを生成する技術の研究を進める。(日刊工業1)

【カーリット、EV狙い「色素」】 
カーリットHD(4275)は自動車内の温度上昇の原因となる近赤外線を吸収する高耐熱性色素を開発する。電気自動車のエアコン効率向上や軽量化に寄与する素材として提案し、将来売上高10億円超を目指す。(日刊工業1)

【ソディック、自動で麺ほぐし・調味】 
ソディック(6143)はパスタや焼きそばなどの調理麺用の自動ほぐし・調味機を開発した。ほぐしと調味の両機能を1台で備えた機械は業界初。(日刊工業7)

【JR東日本、オフピーク定期券】 
JR東日本(9020)はラッシュ時の利用を避ければ運賃が割安になる「オフピーク定期券」の来春導入を目指す。ラッシュ時の定期券を2%程度値上げし、それ以外の時間帯は1割程度値下げする。通学は対象外。(読売10)

【三井化学、核酸医薬再参入】 
三井化学(4183)は核酸医薬の開発・製造受託(CDMO)に再参入する。2000年代前半に核酸医薬原料の事業化で活用した発酵技術を駆使し、25年までに核酸医薬原薬のオリゴ核酸の製造体制を整える。(化学工業日報)

【ホソカワミクロン、ヒト幹細胞コスメ】 
ホソカワミクロン(6277)は浸透持続型DDS(薬物送達システム)を用いた化粧品のOEM(相手先ブランドでの生産)提案に力を入れる。「ヒト幹細胞コスメ」と呼ばれる細胞を活性化し、抗シワやシミ改善、育毛といった機能が期待できる化粧品の製剤化に強みを持つ。(化学工業日報)

緊急配信!松田学のニュース解説 ロシア、ウクライナ侵攻開始!3/1現在:状況分析
https://www.youtube.com/watch?v=BWjCrfqTrIo
松田政策研究所チャンネル
チャンネル登録者数 22.4万人
ウクライナ戦争勃発の原因について
ゼレンスキー大統領について
チェルノブイリ原発について
ベラルーシの憲法改正によって、核保有国に
ドイツの国防費引き上げとプーチンの誤算
デンマークでウクライナ義勇軍の設立
ウクライナ難民:36万6000人について
ロシア政府にハッカー攻撃 ハッカー草の根攻撃になる
ロシアで戦争反対デモ 逮捕者2700人以上
ベトナム戦争でアメリカが負けた理由は、国内の反x線運動によるもの
ロシア軍の士気が下がっているのではないか
ロシア経済と制裁について
韓国政府のロシアの対応について
SWIFTのロシア排除について
プーチンと核議論について


[米国株ニュース]目先静かな3月も、大荒れの4月になるかも

やすチャンネル[ 米国株 x グロース ]
チャンネル登録者数 3.03万人
4月に大荒れなる理由は、CPI:消費者物価指数からか
原油が高騰し始めたのは、3月に入ってから
戦争インフレは3月から始まったので、
指数に出るのは4月から
所感
3月のリスクイベントは目先少ない
荒れた4月になるのかもしれない
基本的に、ダウ、SPは危険
底打ち条件
 インフレピークアウト
 PERの圧縮
ウクライナインフレ以外は徐々に復活


【株初心者】「株価下落後の今が絶好の買い場!」
というのを信じてはいけない!
株を買う時に重要なこととは?ズボラ株投資

草食系投資家LoK Re:
チャンネル登録者数 11.6万人
利益とは、リスクである
リスクとは、危険ではなく、変動幅
良いリスクと悪いリスク
悪いリスク 外的要因でリスクが決まるもの
良いリスク 傾向が予測できる



20220303 NY市場概況